生保への二重課税問題、2年目以降も「全額還付を」 協会要望
2010/8/6 日本経済新聞より
8月6日、生命保険協会は年金払い方式の生命保険への二重課税問題で、2年目以降の支払い分への所得税も全額還付するように求める要望書を財務省と国税庁に提出しました。国税庁などは2年目以降は所得税の一部を還付する方向で検討しています。また、同協会は過去5年間で還付対象となる可能性のある契約が業界全体で約20万件などとする報告書を国税庁に提出しました。
年金方式で受け取る保険金については相続税がかかる元本部分に加え、相続税が課税されない運用益による積み増し部分があります。二重課税問題について7月の最高裁判決は1年目の支払い分については運用益が含まれないため、所得税を全額還付すべきだとしました。だが、運用益が含まれる2年目以降については判断を示しませんでした。
国税庁は2年目以降は元本部分と運用益部分に分け、元本部分にかかっていた所得税だけを還付することを検討中とのことです。一方、生保協会は「納税者などが分かりやすい仕組みにすべきだ」とする要望書を提出して、2年目以降も全額還付を求めました。
野田佳彦財務相は6日、閣議後の記者会見で生保協会から還付対象件数などの報告を受けたことを認めた上で「報告を詳細に調べて、なるべく早く対応を決めたい」と述べました。

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